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無料ツールとの違い

無料ツールとの違い

論文投稿前に必ず行わなければいけない過程が論文校正です。スペルの間違いがないかの確認はもちろんのこと、文法や表現、論文の構成なども精度を上げる必要性があります。しかし、個人で論文校正まで行うことは実際簡単なことではありません。スペルチェックなどは高い集中力を要し、より適切な英語表現の選択や文の再構成などは非ネイティブには限界があります。また母語で書く論文にも通ずることですが、自身で書いた文章というのは自分自身が伝えたい情報です。それ故、自分で読み直した際にも文章の意図が不確かであっても自身では明確に見えてしまうです。たとえどれだけ読者目線になって読み返してみても、自分の脳が情報をきちんと処理できてしまうため完璧に論文校正を自力でするのは容易ではありません。
論文校正に欠かせないものと言えば英文チェックツールです。チェックツールは英文の論文校正を助けてくれる便利なツールで、無料のものと有料のものがあります。今回の記事は、チェックルーツの説明と精度、またネイティブスピーカーによる英文校正との比較について取り上げます。

無料チェックツール

現在数多くのチェックツールが存在し、それらの特徴も精度も様々です。マイクロソフトのワードに入っているスペルチェックなどは身近なチェックツールの一つであり、利用している人も多いです。そしてご存知の人も多いかと思いますが、マイクロソフトではスペル以外の校正は行ってくれません。スペルチェックであっても、”for” と “four” の使用における間違いまでは指摘してくれません。つまり、前置詞のつもりで “for” を書いたつもりが “four” となっていてもマイクロソフトは見逃してしまうということです。このような問題を避けるために、様々なチェックツールのアプリやソフトをインストールして論文校正をする人が日本人、ネイティブスピーカー問わず多くいます。

無料チェックツールは共通して、スペルや文法、句読点や冠詞などをチェックしてくれるものが多いですが、精度と校正できる文章の長さなどはソフトにより大きく異なります。また校正のプロセスもソフトにより違います。たとえば校正したい英文をソフトやホームページの入力欄に入力する方法、校正したい論文のファイルをアップロードする方法などがあります。また便利なものとしては、ソフトをインストールすることで、Google docであってもマイクロソフトのワードであっても書いているそばから校正してくれるチェックツールもあります。

無料チェックツールの種類

ネイティブスピーカーも使用するものとしては、Grammarlyが近年人気が高いです。Grammarlyはデスクトップやマクロソフトのワードにアドオンすることができ、その場で間違いを指摘してくれるツールで、無料版と有料版があります。無料版だと、スペル、文法、句読点、定冠詞と不定冠詞、単数と複数形、前置詞、目的格を指摘してくれます。無料版でも校正範囲が広く、精度も高いのが特徴で、大学・大学院生も推奨する無料ツールの一つです。ワードにアドオンすることができるので、長い論文でも校正できるのが何よりも有難いです。

ちなみに、有料版では上記に加え、高度な文法チェック、文章の言い回し、表現、文意の校正を行う上、論文やビジネス文書のデータベースを元に剽窃(プラジアリズム)の確認もしてくれます。有料版に比べると無料版の文法チェックの精度が落ちるのと、間違いがあることは指摘してくれても「どう校正するべきか」は表示されない場合があります。

Grammarlyと同じく有名なものと言えば、Gingerがあります。こちらも基本的には無料で、文法とスペルのチェック、そして文意を読み取り違う言い回しや表現を提示してくれます。ホームページの入力欄に校正したい英文を入力したり、ブラウザにインストールすることで使用できます。2000ワードを超えるような論文の全部を一度に校正しようとすると向かないツールではありますが、こちらも精度は高く、文意を読み取る機能が強みです。有料版であれば学習機能も付いていますが、スペルと文法チェックであれば無料で十分です。またスマートフォンやiPhone版のアプリもあるので、いろいろなデバイスで使えます。

完全無料ソフトの中に、1Checkerがあります。オンラインでの使用を始め、アプリとしてインストールしたりWordにプラグインして使用することができます。文法チェックの精度は上記2つのツール同様高いです。文章を書いていくのと同時に校正を指摘してくれる機能と、後でまとめてチェックする機能が付いています。書き込むと同時に校正を指摘されるのが好まない人にとっては、まとめてチェックできる機能は利点です。

ネイティブスピーカーの英文校正との違いは?

近年技術が発達し、学習機能が付いたり、データベースを元にプログラムされた校正ツールが増え、精度が高い無料チェックツールが続々提供されています。そこで気になるのがネイティブスピーカーが添削する英文校正のサービスとの違いです。スペルチェックや文法チェックでは大きな差は無くなってきているのが現状ですが、やはり適切な表現の選択、文意に合った文章構成においてはネイティブによる英文校正の方が遥かに優れています。たとえ学習能力が付いていても文意を読み取る機能は完璧ではありません。一方人間が行う英文校正であれば、論文の筆者に直接文意を聞くことができます。実際「ここで筆者は何が伝えたいのか」がわからない場面は多く、質疑応答をしながら論文校正を進める必要もあります。しかし機械によるツールは質問を投げかけてくれることはありません。このような状況を考慮しても、文意に合った表現と論文構成に関してはネイティブスピーカーによる校正の方が精度が高いです。

また、医療や科学をはじめとする専門分野の論文のチェックも無料チェックツールでは限度があります。第一に、医療など日進月歩で進んでいる分野における新たな専門用語を無料ツールが常にアップデートしていくのには限界があります。また専門分野の論文をチェックするためには校正者がその研究分野に精通し網羅している必要があり、論文の投稿経験者であればなお好ましいです。何故ならどのような論文の内容や構成が論文雑誌にとって適切かを熟知しており、論文雑誌の投稿条件を踏まえた上で英文だけでなく記号などのチェックも行ってもらえるからです。

無料ツールではスペルや文法のチェック、専門内容の論文校正は同じ分野に精通している校正者に依頼するというのが理想的な論文校正の方法と言えるでしょう。