臨床研究の論文において最も重要な要素の一つと言っても過言ではないのが方法、Methodです。論文にはアブストラクト、イントロダクション、結果、考察など様々なセクションで構成されていますが、Methodはその中でも一番詳細に記載しなければなりません。詳述されていなかったり、説明が明確でなければ論的証拠がないと判断されてしまい、研究そのものが画期的であってもジャーナルに掲載されずリジェクトになる可能性もあります。
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原著の書き方について
論原著とは自分独自の研究を論文にまとめたもので、質の高い研究ほど学術雑誌などに記載されます。自身の研究について述べた論文が出版され世界の医療従事者に読まれることは、医学界に大きな貢献をするということとともに、研究者としてのキャリアアップにも欠かせないものです。
原著は「臨床研究」と「基礎研究」の2つに分けることができ、臨床研究は実際に患者を対象にして行われ、基礎研究は遺伝子や実験動物などを使用して実験室で行われる研究です。原著は要約、目的、対象と方法、結果、考察、結論、参考文献、そして表や図、図説明文から構成されており、研究の考察を経て、研究者独自の結論を発表するものです。
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