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編集者からの通知について

編集者からの通知について

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論文を投稿した後に編集者から原稿の受け取りが来ることが一般的です。しかし、通知がすぐに来なかったらどうするのか?今日は論文を投稿した後に編集部で起こっていることを中心に見ていきましょう。

 

論文が編集部に届いた後どんなことが起こっているのか

論文投稿後に編集部内でどのようなことが起こっているのか、あまり知られていません。

編集長のもとに新しい投稿論文が届くと、まずは担当となる編集者に論文を割り当て、査読や意思決定プロセスを任せるのが一般的です。その際の編集者の主な業務は、投稿された論文原稿の決定に関する提案を編集長に伝えることです。

しかしその前に、簡単なチェックを編集助手(editorial assistant)に、投稿規定が守られているか、必要な書類が揃っているか、ジャーナルのテーマに合っているか、ファイルを正しく開けるか、ジャーナルの使用言語で書かれているか、などをさせることが一般的です。

これらの確認の過程で不備が見つかれば責任著者のもとに連絡し、具体的な修正依頼を行います。

 

編集部からの通知の時期

論文の投稿作業が完了すると、電子投稿画面であればほとんど自動でジャーナルからの通知が来ます。どのようなタイミングで通知が来るのかというと、

  1. 論文原稿が編集部に届いたとき
  2. 編集部内でリジェクトの判断がされたとき
  3. 査読結果がでたとき(受理、条件付き受理、不受理)
  4. 論文が公表できる段階になったとき、あるいは公表されるとき

このうち一番最初のステップの受け取りの通知はほぼ自動で送られてくることがほとんどですので、それがなければまずは自身のメールボックスを確認しましょう。迷惑メール、スパムに分類されていないか、単に確認していないだけかもしれません。次に電子投稿システムの不備や編集者の休暇等による一時的な不在の可能性も考えられますので、2~3日経過してから編集部に問い合わせてみましょう。投稿時に参照する投稿規定や投稿画面等に連絡先が記されていることが多いので、そこにメールしてみることです。日本では期日や時間を守るのが常識ですが、他の国ではその常識が必ずしも通用しないことがあります。例えばアメリカではHoliday season、具体的には11月末の感謝祭から年末年始に至る時期は休暇を取る人が多く、その間はジャーナル編集部も査読も滞りがちな印象があります。

編集部への問い合わせの方法

最近ではメールだけでなく、チャットを利用して気軽に編集部とやりとりできる場合もあります。しかし、その場合でも最低限のマナーは守るようにしましょう。通知が来ずに不安になったりイライラしたりする気持ちは十分に理解できますが、あまり攻撃的にならないようにすることが大事です。

編集部へ問い合わせるときには論文の著者リスト、タイトル、所属を伝え、投稿した時期を伝えましょう。そして通知が届いていない旨を伝えるのですが、自分のメールボックスは確認済みであることも同時に伝えておくとスムーズでしょう。